2010年11月10日水曜日

リフォームのポイント

リフォームと収納について

収納とは、押し入れだったり、納戸、クロゼット、ワォーキングクロゼットとか物をしまっておく場所の事です。

リフォームを計画する時は、住居スペースの10パーセントから20パーセントは考えたほうがいいと思います。

ちょっとした工夫で、収納スペースを創ることができますのでできるだけ工夫をしてみましょう。

例えば、壁面・コーナー・屋根裏・階段下などに創ることができますね。

平面的に考えるばかりでなく、立体的に考えると意外にスペースがあるものです。


ただ、ものに固執してばかりいるより、今まで全く使ったこともなく、思い出すこともなかったような物は思い切って処分する事も考えることも必要ですが・・・

工事費をかけた所にいらないものを置く、そのスペースにも実は費用がかかっているという考え方も大事です。

無用の長物を処分することもリフォームの費用を下げる要素でもありますので考えてみましょう。

2010年11月6日土曜日

新築とリフォームどっちがいいのかな?

新築とリフォームどちらがいいのか

新築工事にしたほうがいい場合

 地盤が悪く、建物が傾いている場合や、柱や土台がかなりシロアリに浸食されているときは、新築したほうがいいと思います。

 直したい部分が家全体の50%を超える場合も新築工事のほうが・・

 建物の周囲に日当たりがわるくなったなどの変化がある場合間取りの工夫に寄って改善することが可能です。

 建築当時の法令より厳しくなり、耐火構造にしなければならないなど、防火の規制があり、

屋根・外壁・ガラスなどを変るえ必要があると、費用がかさむので改装リフォームでなく新築にしたほ
うがいいと思います。

リフォームのいいところ

 既存の建物の、質の高い工事や愛着のある部分を残したまま、新しく使いやすい設備をつけることができます。

 リフォーム工事は、急ぐ部分から工事を始めることができる。

 また、一点豪華にお好みの部分を創りやすい。

リフォーム工事は現在の家に住みながら工事ができる場合が多いので引っ越しや仮住まいの手間がかからない。

等が考えられます。

2010年11月4日木曜日

上手にリフォームするコツ

上手にリフォームするコツはありますか?

リフォームするにあたって、現在のお住まいの調査が一番大切だと思います。現状を読みとらないうちに大急ぎでリフォームを進めたのでは思いもよらない問題にあたらないとも限りません。

例えば、構造的にどうしてもとれない柱や壁で不可能なプランだった事が後で分ったりすると無駄に工期や費用がかさむことがあります。 

そのようなことにならないように、十分な調査をすれば、リフォームもスムーズ進むことになります。

 現材の住まいの分析を徹底的に行い、現況図面を起こした上でリフォームの計画と設計をすることが大切だと思います。

次にプランを創る時重要事、それは施主さんと施工する人間の充分なコミュニケーションです。

 私の例で言うと、施主さんのライフスタイル(趣味・時間の過ごし方等)や価値観をきちんと把握するために、繰り返しコミュニケーションを図ります。

プランは、リフォームの良し悪しを左右する重要な作業です。

たとえいくらお金をかけても、どんなに腕のいい職人さんが施工したとしても、そこに住む人の生活や気持を無視した設計では失敗に終わることが多いからです。

施主さんとプランナーのコミュニケーションがきちんととれるようにするためにも、充分な打ち合わせ期間が必要だと思います。

これからリフォームを考えている人へのアドバイス

 目的意識をきちんと持つことが大切だと思います。

リフォームの見積りをとるうちに、価格の交渉に夢中になってしまい、それが目的だったかのような錯覚をおこしてしまうような場合があります。

リフォームしようと思い立ったわけは何なのか?

住まいの老朽化や家族構成の変化、病気や家族の高齢化等…様々な理由があるとは思いますが、価格交渉に専念するあまり一番の目的を達しないまま、安く収まったと安堵している方も多いのではないでしょうか。

 高額な費用がよいというつもりはありません、自分の困っている事、したいと思っている事、なりたいと思っている状況を伝え、その満足を得れるように、十分な打ち合わせを行った方が長い目で見た場合費用に換えられないと思うからです。

 何のためのリフォームなのか?本当に必要なことは何なのか、何を得たいのか、それを確認すること、それが一番大切だと思います。

 また、バリアフリー仕様でという注文だけでは、造り手に伝わらないものです。

手摺ひとつにしても、その使い易いかたち、大きさ、位置等、使われる方の身長や利き手によってことなりますので、リフォームのプランする時に、細かく伝えることが大切だと思います。

小さなことでも、後悔しないリフォームの為だと思って面倒だとは思わないようにしてください。

リフォーム と新築 のよくある質問Q&A

リフォームでよくある質問Q&A

 リフォームを考えるに当たり、まず大切にしたいコンセプトはなんでしょうか?

A そもそも家族構成や家族の状況は、絶えず変化していくものですから、将来を考える必要があると思います。 

目先だけを考えた計画では、後々問題が出ることがあります。 

 リフォームに際して・・(増築リフォームの場合)

 子供は大きくなりし、変化する家族のライフスタイルにあったリフォームをするためには、最初から細かく創らない事もひとつの方法だと思います。 

 増築リフォームをするときは特に、たとえば、最初からA君の部屋、Bちゃんの部屋と決めるのではなく、サブリビングとして使いながらし、子供たちが成長したら二部屋にするなど、家族と共に成長する家という考え方があっても良いと思います。

 完成度を高め過ぎないで、フレキシブルに変化できる空間を作り出すという観点でリフォームするのであれば、家族の成長に合ったリフォームを重ねていけますし、今までの使い捨てにも思える日本の住宅事情を少しでも変えていけるのではないでしょうか?

Q リフォームと新築の大きな違いは?

A 
 リフォームの場合は、既存のものを有効利用しようという発想に立つのに比べて、新築は全くサラの状態で取り組むのですからニュートラルな発想になります。
 費用の点も大きいですが、発想という点においてはこのことが一番大きいと思ます。

Q リフォームのメリットとデメリットとは?

A
 リフォームのメリットは、家族の歴史を継承できる点だと思います。変化しているようでも、その壁や床、柱・竪くその全ての部所ひとつひとつに、かつての記憶や原風景を思い起こせるところが良い点だと思います。

リフォームのデメリットは、一般的に腐朽部分の補修等の費用がかかることや耐震性能断熱性能等の性能面が新築に比べて落ちることだと思います。どうしても、性能面を徹底してやろうとするとお金がかかり過ぎてしまうことが一番大きいところだといます。

2010年10月31日日曜日

あなたの家をどんな工法で建てますか?

 私は、以前住宅会社に勤めていました。

当時2×4をメインにプランからう工事打ち合わせ、現場立会と引渡をしていました。

ある情報によると
最近15年間で、鉄骨造プレハブ、木造軸組、鉄筋コンクリート造は、住宅着工市場に 連動して縮小するも、2×4は拡大しているのだそうです。


1994年度と2009年度の住宅着工を国土交通省住宅生産課が分析した結果、2×4の住宅着工戸数全体に占める 割合が94年度の14・4%から09年度の16・0%に拡大し、戸数も6万6543戸から9万2520戸に増加しました。


特に、2×4の共同建ては186・4%増と大きく伸び、戸建ての落ち込みをカバーした。賃貸住宅を受託して建設する企業で2×4が採用されることが多いためと思われる。

とのことです。

居住性・・・特に遮音性・断熱性(内外ともに)に優れてます。

また、耐震性にも優れます。

タダ・・ 層の異なる音(2階行の音が1階に響く・・・)という問題がお客様に指摘されました



実際に確かめてから決めましょうね

2010年9月26日日曜日

住宅の上棟式

最近では住宅の上棟式(じょうとうしき)を行うことが少なくなりましたね

建物の新築の際に行われる神道の祭礼で、棟上げむねあげ)とか、建前(たてまえ)とも言います。

仏教や他の宗教でも上棟式は行われます。

住宅建設の上棟式は、竣工後も建物が無事であるよう願って行われ、普通は、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われます。

それで、棟上げとも言うんですね。
木更津周辺も最近は、上棟式を見なくなりました。

昔は、特に田舎の方ではよく見かけました。
木更津あたりでは、棟梁(建て方大工の親方)が、棟上げの終わったころから屋根上に祭壇を組み、塩・米・お神酒で四方をきよめます。

その後屋から、住宅のお披露目を兼ねて餅・お菓子・賽銭を撒いたものです。

私が子供のころ(だいぶ昔・・)は工事中の現場周辺でおもちを拾うのが楽しみだったことを思い出します。



住宅の上棟式はその方法や式次第は神社の祭祀のように決まった形式はなく、地域により多少異なります。

上棟式をなさりたい方は、棟梁・監督・設計の方に相談してみてください。

2010年9月12日日曜日

住宅新築の前に

良い土地が見つかり
土地の契約済ませ、土地の決済が完了したら


いよいよ新築工事がはじまります。


その前に地鎮祭 をして、土地の神様を鎮め、工事の無事を祈念する人が多いようです。


地鎮祭(じちんさい)とは、新築工事を始める前に行うもので、、基礎工事・新築工事などの、無事の完成を祈る儀式の事で、その土地の神(氏神)を鎮め、土地に新築をして利用させてもらうことの許しを得るためのものです。

これには神式と仏式があり、一般には、神を祀って新築工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭と呼ばれることもあります。


一般に神式では、新築する土地の中央に四本の青竹を立て、その間をしめ縄で囲って祭場として、神主のもとで、建築業者・施主の参列の上で執り行います。

祭場の中には木の台(祭台・・八脚台という)を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ、大榊に御幣・木綿を付けた物で、これに神を呼ぶ)を立てて祭壇とし、酒・水・米・塩・野菜・魚等の供え物を供えます。

この際の野菜には根菜(大根・ごぼう・ニンジンなど根を張る植物・・その土地にこの先根を張って住むという思いを込めて)をもちい

また実をつける、果物(実を結ぶの言われから)もお供お供えします。

その地に根を張り・そこで結実を祈願するためです。

塩は清めに使われ、米はお供えの後塩と一緒に四方に撒きます。

お酒は、式に際し前もって蓋をあけておき、乾杯の儀式後やはり四方に撒きます。



また、関西などの特定の地方によっては伊勢神宮近隣の浜から砂または塩を取り寄せ、四隅に置く場合もあるそうです。

祭壇の左右に、緑・黄・赤・白・青の五色絹の幟に榊をつけた「真榊」を立てる場合もあるようです。

この五色絹は五行説における天地万物を組成している5つの要素、つまり木・火・土・金・水を表しているのだそうです。

そのながれ は、神職の祝詞に始まり、地の神を鎮め、施主及び工事にかかわる人を清め榊を備えます。

地方により若干の相違はあるようなので、式の前に神主に伺ってもよいでしょう。

その後で、鋤鍬の儀式をもって、着工とすることが多いので、起工式とも考えられます。

そのため、大安を選ぶことが多いようです。(しかし大安といってもサンリンボウは避けます)

また、このとき、地縄と言って、新築の建物の配置に合わせて地面に縄で線を貼ることがよく行われます。

2010年8月31日火曜日

安く土地を手に入れるには・・1

土地を購入するに当たり気をつけなければいけないことがあります。

せっかく購入した土地が欲しい結果をもたらさないということがあることです。

たとえば

住宅の新築をしてはいけないということがあります。


また、町工場を新築したいのに、町工場の許可がありないとか、単体でお店を新築したいのに、住

居部分がないと建てられない、とか・・・(少数でしょうが)。



大まかな話になりますが、

見た目は同じ平らな土地でも、使い方が全く異なることがあるのです。

俗に言う「都市計画の縛り」ですね。

地域ごとに用途を分け、より快適に、かつ合理的に棲み分けましょうという事なんですね。






また土地には、新築建物を建てる敷地という側面のほかに、財産としての価値があります。


しかし土地は、財産権(所有権)が保障される一方で、公共の福祉を優先させるものとされ、

使用収益(使い方の事ですね)に様々な規制が設けられています。



その具体例としては、たとえば都市計画道路の計画がある場合、

その計画がいつ実行されるかわからなくても(自治体も把握してないこともある)、

建物の構造が指定されたり、建築確認許可が下りない場合があるのです。


自治体により多少解釈の差があるかもしれませんが、強固な建物は建てることができません

 この場合の強固な建物とは、鉄骨構造新築以上コンクリート構造の新築等と言われました

(当時の担当者の弁ですのでアシからず)

なおかつ、移転に反対しない旨の念書も要求されました。


続く・・・・

2010年8月29日日曜日

木更津市の土地選び

木更津市で新築工事をする際に気をつけることは、

木更津市は地形的に、台地と小櫃川によって運ばれた

洲によって構成されているということです。



台地部の切り土であれば


しっかりした地盤であるといえるでしょう。


但し、同じ台地部分でも、盛り土部 は、

土留め工事がしっかり施工されているかを確認しないといけません。


切り土とは、宅地造成をする際に、土をすきとって施工された部分で、

盛り土部分とは、宅地造成の際、土を盛り仕上がった部分です 。


盛り土部で周囲と高低差がある場合は、土留め工事がされていますが、

正しく施工されているか、たとえば、土留め工事の高さ、水抜きが正しく配置されているか

などをチェックした方が無難です。

ちなみに、地盤については 、

千葉県ハザードマップ(地震)木更津市の一部ですが、http://www.bousai.pref.chiba.lg.jp/portal/05_sonae/58_hazard/jsn/jsn_0209.html
を参考にしてください。

避難所や避難場所の頭に入れておくと安心だと思います。

・避難所とは

災害により家屋の倒壊、焼失など現に被害を受けられた方
または被害を受けるおそれのある方を一時的に保護する建物等を指し、
学校、公民館等が市町村によって指定されます。

・避難場所とは

災害時に避難者が一時的に集合して様子を見る場所である
「一次避難場所」と一次避難所が火災の延焼等で危険になった場合に
周辺地区から被災者が避難する「広域避難場所」を総称するものです。
公園、緑地、学校のグラウンド等の中から市町村が指定します。


忘れたころにやってくるといわれる地震もあらかじめ頭に入れておくと安心です。

2010年8月10日火曜日

土地探しの秘訣

わたしは家の設計に着手する前に、敷地を観だけでなくその周囲、さらに近所をたびたび歩き、よく観察することにしています。


そこには、今後計画する建築物を長く保持する上で大切な地盤、風の傾向や湿気など敷地にからいろいろな情報がいっぱい詰まっているからです。


土地の情報があったとしたら、まずその土地を見て、さらに周辺を歩いてみることをお勧めします。


土地をこれから探される方が気をつけることは、宅地造成された土地で、なおかつ台地の上方に有り、近辺の住宅の外壁や基礎・外構などに特に深刻な構造的ひび割れが見られず、青苔やかびの 痕跡もほとんどない所がよいでしょう。

このような土地は家屋地盤としては頼り甲斐のある地盤と言えます。

2010年8月3日火曜日

敷地調査 土地とは

基本的に建物を建てる土地の形寸法を調べるのが建物を建てるときの基本になります。

これを敷地調査と言います。

設計部の人とよく同行しました。簡易測量として、平板測量を行うためです。

平板測量では、まず見通しのいい場所を探し、平板という三脚のついた板をすえます。

既存の建物があったりして、一か所で敷地の全体を見通せない場合は、基準点からの方角
ラインに基づきつぎの平板設置点を決め、・・と繰り返し2点とか3点に据えたりすることもあります。

そのため下見が大切です。

このように基準点から、見通し、採寸、方角ラインを引き、境界のすべてを図面上に落とします。

高低差も同時に測定しておかないと、基礎工事の際、盛り土、鋤とりが必要だったり
基礎の高さ、に影響します。

法規制の調査、たとえば道路幅、給排水の位置、電柱の位置とかも調べておきます。
材料、重機の搬入にも影響しますね。

要するに敷地調査は、得られる情報全てを持って帰ることが大切なんですね

しかし調査漏れがあったりして再度調査することもありました。(*^_^*)

経歴 住宅業界 建設業界 直接工事履歴

早いもので、昭和57年に業界に身を投じてから28年になります。
建設会社に就業したときは、間取り構造材・仕上げ材の名称を覚えるのに苦労しました。

長押(ナゲシ)をナガオシと読んで長い押し入れ???ウン??
とか火打ちを消化器具の鳶口の仲間だろうと思っていたこともあります(笑)

間取りは、会社に有った間取り集図面用紙(方眼紙の@910版)に書き起こしたり、先輩の新築した住宅の間取りをトレースさせていただき、さらに、そのうえで先輩に同行させてもらい実際の建物を拝見させていただきました。

図面が実際に建築されるとどのようになるか勉強させていただきました。

2次元から3次元への移行です。

知識も立体化されていきました。意識変革されていったのを実感しました。

今は、3DCadソフトがありさらには、ウォークスルー機能があったり便利になりましたね。