上手にリフォームするコツはありますか?
リフォームするにあたって、現在のお住まいの調査が一番大切だと思います。現状を読みとらないうちに大急ぎでリフォームを進めたのでは思いもよらない問題にあたらないとも限りません。
例えば、構造的にどうしてもとれない柱や壁で不可能なプランだった事が後で分ったりすると無駄に工期や費用がかさむことがあります。
そのようなことにならないように、十分な調査をすれば、リフォームもスムーズ進むことになります。
現材の住まいの分析を徹底的に行い、現況図面を起こした上でリフォームの計画と設計をすることが大切だと思います。
次にプランを創る時重要事、それは施主さんと施工する人間の充分なコミュニケーションです。
私の例で言うと、施主さんのライフスタイル(趣味・時間の過ごし方等)や価値観をきちんと把握するために、繰り返しコミュニケーションを図ります。
プランは、リフォームの良し悪しを左右する重要な作業です。
たとえいくらお金をかけても、どんなに腕のいい職人さんが施工したとしても、そこに住む人の生活や気持を無視した設計では失敗に終わることが多いからです。
施主さんとプランナーのコミュニケーションがきちんととれるようにするためにも、充分な打ち合わせ期間が必要だと思います。
これからリフォームを考えている人へのアドバイス
目的意識をきちんと持つことが大切だと思います。
リフォームの見積りをとるうちに、価格の交渉に夢中になってしまい、それが目的だったかのような錯覚をおこしてしまうような場合があります。
リフォームしようと思い立ったわけは何なのか?
住まいの老朽化や家族構成の変化、病気や家族の高齢化等…様々な理由があるとは思いますが、価格交渉に専念するあまり一番の目的を達しないまま、安く収まったと安堵している方も多いのではないでしょうか。
高額な費用がよいというつもりはありません、自分の困っている事、したいと思っている事、なりたいと思っている状況を伝え、その満足を得れるように、十分な打ち合わせを行った方が長い目で見た場合費用に換えられないと思うからです。
何のためのリフォームなのか?本当に必要なことは何なのか、何を得たいのか、それを確認すること、それが一番大切だと思います。
また、”バリアフリー仕様で”という注文だけでは、造り手に伝わらないものです。
手摺ひとつにしても、その使い易いかたち、大きさ、位置等、使われる方の身長や利き手によってことなりますので、リフォームのプランする時に、細かく伝えることが大切だと思います。
小さなことでも、後悔しないリフォームの為だと思って面倒だとは思わないようにしてください。
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