2013年9月4日水曜日

バルコニーの床がブカブカする

バルコニーの補修依頼です。


以前塗装工事をした際、バルコニ周辺ももちろん塗装をしたのですが

その際、床の沈みが気になっていました。


その旨報告して、塗装は無事完了しました。


 その後、ご本人も気になっていたらしくお電話をいただきました。

排水勾配が悪く雨水が排水口から排出しきれず、コケが生えています。 

 バルコニーのリフォームはご予算別にいくつかの工法が考えられます。


  1. 予算は貼りますが、一番安全なのが、現行バルコニーを撤去し新たに足付アルミバルコニーを取り付ける。撤去処分後アルミバルコニーを取り付け、外壁を補修する工法
  2.  現行バルコニーを解体し、腐朽部を撤去し新たに組み直す
  3.  現行バルコニーを生かしながら、補強し防水を完全に行う

 バルコニーの構造


構造的には、バルコニーの床材は、2x4工法の撥ねだしタイプ。2回の床根太の延長です。

根太を加工して勾配をつけ、構造用合板下地で合成ゴムを施工。

さらに、保護材としてモルタル施工。


新築時は、人工芝を敷いてあったそうです。



台風があった時、雨水が回り込み一階のリビングの天井から雨漏りしたそうです。


いわくつきのバルコニーですね。


今回は、FRP防水を行い、それに伴い下地を大平板で補強します。 


 勾配をとりなおし、ちゃんと排水できるようにします。











 



キッチン水栓の水漏れ

システムキッチンの水栓がぐらぐらしてうまく使えなくなりました。

お電話をいただき拝見しました。

なるほど、今まで見たことがないぐらい揺れます。
左に転んでます。



システムキッチンの下を見てみました。


配管スペース付のクリナップのシステムキチンです。








配管のカバーを外して下から見てみると

 キッチンのトップカウンター(ステンレス製)の下地合板が水栓からの水漏れで腐ってしまい、

挙句に落ちて水栓固定金具が全く用をなしていません。

腐朽部を切り取り、水に強いヒバ材を加工して

両面テープで仮とめし、並行して防かび剤入りのコーキング で接着しました。

水漏れしていた水栓を交換し、カウンターと新しい下地材ごと締めて固定しました。






ヒバ材と新しい水栓金具で固定しました。



新しいシングルレバー止水栓に交換して

水漏れもなくしっかり固定できました。

わずかな漏水から、カウンター下地まで腐らせ、結果水栓がぐらぐらになった例です。

ちなみに、水滴は床材までしみこんでいましたが、お客様の希望により

防腐防虫剤の塗布にて終わりました。

工事内容

水栓交換、カウンター補修、防腐防虫剤の塗布