2011年8月31日水曜日

床下点検を通して問題点に迫る方法の一考察

ご無沙汰です。

木更津リフォーム研究所の親父です。



先日、「床がブカブカしてるので、見てください」とお電話をいただきました。


袖ヶ浦市長浦のM様です。


以前,台所のリフォームしたWさんからの紹介でした。


さっそくお伺いして、点検しました。

ここで、業者が行う(私どもだけかもしれませんが・・)補修工事における補修部分の特定(問題点の究明)についてお話させていただきます。



以下、実際に行った事です。


症状 ・・床が部分的にブカブカしている。床が抜けそうなので心配。・・とのことです。

点検方法・・




1 まずは、表面上点検をしました。経年劣化の可能性が高いと思われます。

2 
床下収納庫から潜って点検


念のために、水回りからの漏水をチェックします。今回はLDKの床のため、流し台からの漏水の可能性もあると考えました。


ちなみに、床下がじめじめしているようだと、表面の補修だけしても化粧し直しただけで、長持ちしません。


すぐ次の補修が発生したりして、費用がかさむことになります。

本当の問題に迫らないと、その場しのぎにしかならないのです。



床下に潜る事でわかる事


床材の下の根太という材料が、水分でふやけていないか、腐っていないかも合わせて確認します。
不都合のある表面から順番に見えないところ(室内側から)を点検して状態を把握していくと、真の問題点に迫れます。


また、下の部分から積み上げる方法ですと・・


床下の土の状態、つか基礎・束・土台・大引き・根太そして、下からの床材の状態を順番に調べていく事で総合的に判断できます。
これらについて項目ごとにまとめて、表にしておきます。


また同時に写真をとっておくと、あとで確認できます。


状態を把握しておけば、DIYで自ら工事する場合や、業者に依頼する時、打ち合わせや、工事の優先順位、見積金額を決定する場合に非常に役立ちます。


うちでは、点検報告書を作りそこには所見を入れておいて見るだけでわかるようにしてあります。






予算に合わせて工事内容を決定する時でもこの診断書は役に立ちます。


予算がないときは、必要最低限の補修工事を選べるからです。


部分名、材料名はググってくださいね。


著しい損傷は、危ない事もありますので自分で潜らないで、専門家に依頼するという選択もあります。


けがをして、お仕事できないなんて・・・笑い話にもなりませんからね(~o~)。