2010年8月31日火曜日

安く土地を手に入れるには・・1

土地を購入するに当たり気をつけなければいけないことがあります。

せっかく購入した土地が欲しい結果をもたらさないということがあることです。

たとえば

住宅の新築をしてはいけないということがあります。


また、町工場を新築したいのに、町工場の許可がありないとか、単体でお店を新築したいのに、住

居部分がないと建てられない、とか・・・(少数でしょうが)。



大まかな話になりますが、

見た目は同じ平らな土地でも、使い方が全く異なることがあるのです。

俗に言う「都市計画の縛り」ですね。

地域ごとに用途を分け、より快適に、かつ合理的に棲み分けましょうという事なんですね。






また土地には、新築建物を建てる敷地という側面のほかに、財産としての価値があります。


しかし土地は、財産権(所有権)が保障される一方で、公共の福祉を優先させるものとされ、

使用収益(使い方の事ですね)に様々な規制が設けられています。



その具体例としては、たとえば都市計画道路の計画がある場合、

その計画がいつ実行されるかわからなくても(自治体も把握してないこともある)、

建物の構造が指定されたり、建築確認許可が下りない場合があるのです。


自治体により多少解釈の差があるかもしれませんが、強固な建物は建てることができません

 この場合の強固な建物とは、鉄骨構造新築以上コンクリート構造の新築等と言われました

(当時の担当者の弁ですのでアシからず)

なおかつ、移転に反対しない旨の念書も要求されました。


続く・・・・

2010年8月29日日曜日

木更津市の土地選び

木更津市で新築工事をする際に気をつけることは、

木更津市は地形的に、台地と小櫃川によって運ばれた

洲によって構成されているということです。



台地部の切り土であれば


しっかりした地盤であるといえるでしょう。


但し、同じ台地部分でも、盛り土部 は、

土留め工事がしっかり施工されているかを確認しないといけません。


切り土とは、宅地造成をする際に、土をすきとって施工された部分で、

盛り土部分とは、宅地造成の際、土を盛り仕上がった部分です 。


盛り土部で周囲と高低差がある場合は、土留め工事がされていますが、

正しく施工されているか、たとえば、土留め工事の高さ、水抜きが正しく配置されているか

などをチェックした方が無難です。

ちなみに、地盤については 、

千葉県ハザードマップ(地震)木更津市の一部ですが、http://www.bousai.pref.chiba.lg.jp/portal/05_sonae/58_hazard/jsn/jsn_0209.html
を参考にしてください。

避難所や避難場所の頭に入れておくと安心だと思います。

・避難所とは

災害により家屋の倒壊、焼失など現に被害を受けられた方
または被害を受けるおそれのある方を一時的に保護する建物等を指し、
学校、公民館等が市町村によって指定されます。

・避難場所とは

災害時に避難者が一時的に集合して様子を見る場所である
「一次避難場所」と一次避難所が火災の延焼等で危険になった場合に
周辺地区から被災者が避難する「広域避難場所」を総称するものです。
公園、緑地、学校のグラウンド等の中から市町村が指定します。


忘れたころにやってくるといわれる地震もあらかじめ頭に入れておくと安心です。

2010年8月10日火曜日

土地探しの秘訣

わたしは家の設計に着手する前に、敷地を観だけでなくその周囲、さらに近所をたびたび歩き、よく観察することにしています。


そこには、今後計画する建築物を長く保持する上で大切な地盤、風の傾向や湿気など敷地にからいろいろな情報がいっぱい詰まっているからです。


土地の情報があったとしたら、まずその土地を見て、さらに周辺を歩いてみることをお勧めします。


土地をこれから探される方が気をつけることは、宅地造成された土地で、なおかつ台地の上方に有り、近辺の住宅の外壁や基礎・外構などに特に深刻な構造的ひび割れが見られず、青苔やかびの 痕跡もほとんどない所がよいでしょう。

このような土地は家屋地盤としては頼り甲斐のある地盤と言えます。

2010年8月3日火曜日

敷地調査 土地とは

基本的に建物を建てる土地の形寸法を調べるのが建物を建てるときの基本になります。

これを敷地調査と言います。

設計部の人とよく同行しました。簡易測量として、平板測量を行うためです。

平板測量では、まず見通しのいい場所を探し、平板という三脚のついた板をすえます。

既存の建物があったりして、一か所で敷地の全体を見通せない場合は、基準点からの方角
ラインに基づきつぎの平板設置点を決め、・・と繰り返し2点とか3点に据えたりすることもあります。

そのため下見が大切です。

このように基準点から、見通し、採寸、方角ラインを引き、境界のすべてを図面上に落とします。

高低差も同時に測定しておかないと、基礎工事の際、盛り土、鋤とりが必要だったり
基礎の高さ、に影響します。

法規制の調査、たとえば道路幅、給排水の位置、電柱の位置とかも調べておきます。
材料、重機の搬入にも影響しますね。

要するに敷地調査は、得られる情報全てを持って帰ることが大切なんですね

しかし調査漏れがあったりして再度調査することもありました。(*^_^*)

経歴 住宅業界 建設業界 直接工事履歴

早いもので、昭和57年に業界に身を投じてから28年になります。
建設会社に就業したときは、間取り構造材・仕上げ材の名称を覚えるのに苦労しました。

長押(ナゲシ)をナガオシと読んで長い押し入れ???ウン??
とか火打ちを消化器具の鳶口の仲間だろうと思っていたこともあります(笑)

間取りは、会社に有った間取り集図面用紙(方眼紙の@910版)に書き起こしたり、先輩の新築した住宅の間取りをトレースさせていただき、さらに、そのうえで先輩に同行させてもらい実際の建物を拝見させていただきました。

図面が実際に建築されるとどのようになるか勉強させていただきました。

2次元から3次元への移行です。

知識も立体化されていきました。意識変革されていったのを実感しました。

今は、3DCadソフトがありさらには、ウォークスルー機能があったり便利になりましたね。