2011年6月20日月曜日

住宅の構造とリフォーム

よく聞かれることに
どんな家でも好きなように間取りは替えられるのですか?
というのがあります。

その時お答えするのは
住宅の構造によって様々です

  • 最も一般的な木造住宅(在来工法)
柱と梁を基本構造としています。

こちらが一番自由度が高いと思います。

法的な規制を守れば、自由なプランができます。

注意する点は、一部屋を大きくするとか大きな開口部(窓、入口など)を設ける場合
補強などが必要になりますので気をつけてください

  • 2×4住宅(2×4工法 輸入住宅やハウスメーカー)
壁と床(剛床構造になっており、プラットホーム工法とも呼ばれます)
壁が縦加重を支えるため、どうしても取れない壁があります。

そのため間取りの変更などに制約を受けやすくなります。

窓やドアなどの開口部は広げる事ができません。(広げようとすると、木造在来工法より大がかりな工事になります)

これは、開口部を横方向に広げる際も、縦方向に広げる際も同じです。


  • 木質系プレハブ工法(ハウスメーカー住宅の一部)
ハウスメーカーにより材質は様々ですが、一般に壁をパネル化して有るため、部屋を大きくしたり開口部を大きくする際には大変です。

  • 軽量鉄骨造(大手ハウスメーカーなど)
壁面にブレス(木造住宅の筋交いのように斜めもしくはタスキ掛け)が入っていて、回転力や水平加重に耐えています、そのため取り除けない場合があります。

部屋を大きくする際は、壁を残したまますると思っておいたほうがいいと思います。

  • 重量鉄骨造(柱・ハリの剛構造)
基本的に柱と梁がピン構造で接合されているため、筋交いなどの必要はありません。

体育館など大きな空間を創るには最適な構造です。
壁も、強度を出すためというより、風水を遮るためのものと考えられ、開口部を大きくすることは比較的容易です。
但し、柱、梁を動かすことは考えないほうがいいです。

  • 鉄筋コンクリート造
ほぼ重量鉄骨と同じですが、外壁は多くの場合、壁と一体にコンクリートを打設してあるので壁強度が高い事が多い。
なお現在では、壁強度を増して、柱の径を小さくすることが、居住性を上げるとして一般化しつつあります。

注意

コンクリート系プレハブ(一部メーカー)
こちらは、間取り、開口部を変える事は大変です。


内装を一部変更するだけでも大変でした。

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